愛という名のもとに。。。

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久しぶりに

グループホームで生活している義母のところに行った。

予想はしていたけれど、やはり。。。

「初めまして・・・」と言われてしまった。



四半世紀以上一緒に生活していたというのに

わずか数カ月顏を見なかっただけで

私のことなど、すっかりと彼女の記憶の中になかった。

行ってすぐに私が義母に「誰か分かる?」と聞いたら

「ゆかちゃん(義母の妹)?」と言うので

「違うよ」と応えると

今度は「ゆみちゃん(夫の妹)?」と言う。

「残念でした(笑)。けーこです」と私が言うと

その名前すらも忘れてしまっている。

横から夫が「俺のヨメさんだよ」と言うと

「あんた、結婚しとったの?いつ結婚したの?」と義母は聞く。



夫のことでさえ、自分の兄になったり息子になったり

そのときどきで存在が変わる。

夫はいつも「切ないなぁ・・・」と泣きそうになりながら話す。



認知症、家族にとっては本当につらいつらい病気だ。



ただ、彼女はグループホームに入所してからと言うもの

表情がとても穏やかで、且つ幸せそうになった。

そこがせめてもの救いだが、夫にしてみると

自分で親の面倒を見られないことに、ものすごい罪悪感を感じている。



自宅で介護することも、グループホームに託すということも

どちらを選択しても後悔や苦しみが生まれる。



近い将来、私たち夫婦もまた、同じような状況にならないとも限らない。

先のことを慮ったところでいたし方のないことだが

しかしながら、認知症の親を抱えることの大変さを思うと

私たちの子どもには同じ思いをさせたくないと、強く思う。



愛情がなければ、介護などできないが

愛情があってもまた、介護などできない。



「究極の選択」とは、まさにこんなことなのかと、つくづく思うのだった。。。








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by twinkle-keko | 2013-10-19 22:17 | カラー写真~デジタル~ | Trackback